結膜炎の症状と原因・治療方法 | 目やにや白目の充血、まぶたの腫れ

結膜炎の症状と原因・治療方法 | 目やにや白目の充血、まぶたの腫れ

結膜炎の症状と原因・治療方法 | 目やにや白目の充血、まぶたの腫れ

朝起きて鏡を見ると、白目が真っ赤に充血し、酷いまぶたの腫れに驚いたという経験のある人は多いのではないでしょうか。目の違和感や軽い痛みを感じることもあり、そのほとんどは結膜炎と診断されます。

今回は、結膜炎の症状と原因、治療方法についてまとめます。

結膜炎とは

眼の中心には黒目があり、それを白目が囲み、白目の周りは瞼の内側につながっています。「結膜」とは、白目と瞼の内側を覆う半透明の膜のことで、それが炎症を起こすことを結膜炎といいます。

失明の怖れは少ないものの、子供から高齢者まで大変一般的な目の病気です。

原因はさまざまですが、「細菌やウイルス感染によるもの」と「アレルギー反応によるもの」の大きく2つに分けられます。

1. 感染による結膜炎

感染が原因の結膜炎の症状と治療方法

最近やウイルス感染による結膜炎には、下記のような種類があります。

1.1 細菌性結膜炎

主に細菌のついた手が目に触れることが原因で、ブドウ球菌、肺炎球菌など、身の回りにある細菌に感染することで起こります。まぶたの腫れや白目の充血、黄色い目やにが出るなどの症状が現れます。

7才以下の子供に多いのが特徴ですが、抵抗力の弱った高齢者にも見られます。治療は、抗生剤の点眼薬か内服薬を一週間ほど投与することで治ります。

1.2 ウイルス性結膜炎

アデノウイルス、エンテロウイルス、ヘルペスウイルスなどのウイルス感染が原因で起こり、はやり目や「プール熱」といわれる流行性結膜炎もこのウイルス性結膜炎の一種です。潜伏期間があり、感染力が強いのが特徴です。

酷いまぶたの腫れ、白目の充血、目やになど、細菌性結膜炎と見分けがつかないこともありますが、抗生剤では改善が見られません。感染力が強いため、家族など身近な人に感染しないように予防することが大切です。

即効性のある薬がないため、ウイルスの抗体ができて自然に治るまで待つしかありません。ウイルスの種類にもよりますが、1週間〜2週間でほとんどが完治します。その間の治療は、ステロイド点眼薬などで症状を緩和する対症療法となります。

1.3失明の危険があるトラコーマ

クラミジア・トラコマチスという細菌による結膜炎です。細菌を持ったハエなどが媒介となり感染します。

まぶたの裏が充血し、つぶつぶが現れるのが特徴で、炎症が進むと失明に至ることがあります。

衛生環境の良い日本ではほとんど見られなくなりましたが、ハエが群生し水が不足している外国などでは注意が必要です。

2.アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎による目やにや白目の充血、まぶたの腫れの症状

アレルギー反応が原因で起こる結膜炎です。目のかゆみや透明な目やにの出る花粉症も、アレルギー結膜炎の一種です。ハウスダスト、ダニ、動物の毛などのアレルゲンが目に入ることでも起こります。また、稀にコンタクトレンズでアレルギー性結膜炎になることもあります。

花粉のように季節が関係する季節性の強いものと、ハウスダストのように一年中発症がみられるものがあります。

アレルギー性結膜炎の特徴は、強い目のかゆみです。また、両眼に症状が出ること、くしゃみ、鼻水などを伴うことも特徴です。さらに、かゆい目を汚れた手でこすると、目やにやまぶたの腫れを伴う細菌性結膜炎を併発することもあります。

治療は、抗アレルギー点眼薬を用い、かゆみを引き起こすヒスタミンの作用を抑えたり、ヒスタミンの増加を抑えることで症状を緩和します。

結膜炎の予防

結膜炎はほとんどの人がかかる一般的な目の病気です。治療せずに放っておいて治るものもありますが、きちんと対応しないと視力低下や失明につながることもあるので油断はできません。

結膜炎は、感染源のついた手で目を触ることによって起きることが大変多いということが分かっています。手を清潔に保ち、汚れた手で目に触らないよう気をつけるようにしましょう。