オルソケラトロジーとは | 視力回復コンタクトレンズの効果と費用

オルソケラトロジーとは | 視力回復コンタクトレンズの効果と費用

オルソケラトロジーとは | 視力回復コンタクトレンズの効果と費用

視力回復というと、レーシック手術や目のトレーニング等が真っ先に思い浮かびますが、近年、オルソケラトロジーというユニークな方法が注目を集めています。

今回は、夜間のコンタクトレンズ着用による視力回復方法「オルソケラトロジー」の効果と費用についてまとめます。

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーとは、就寝前に特殊なコンタクトレンズを装着してから眠る方法で、朝起きた時には近視や軽い乱視が矯正されて裸眼で生活ができるというものです。

日本語に訳すと「角膜矯正療法」となり、夜装着して寝ることから「ナイトレンズ」と呼ばれることもあります。

オルソケラトロジーの原理

視力回復コンタクトレンズ オルソケラトロジー効果とは

外界から目に入る光は、角膜と水晶体を通して屈折し、網膜に像が結ばれます。その時、屈折率が強すぎて網膜よりも手前で像が結ばれるのが近視です。また、角膜の歪みなどで像がぼやけるのが乱視です。

オルソケラトロジーでは、酸素透過性の高い特殊なハードコンタクトレンズを夜寝る前に装着します。オルソケラトロジーレンズは、その人の角膜の形状や近視の度合いに合わせてカーブが作られており、そのレンズが一晩角膜を押さえつけることで“寝ぐせ”をつけるように角膜の形状を矯正します。

この“寝ぐせ”効果は元に戻るまで約24時間程かかるため、日中は裸眼で過ごすことができるようになります。また、繰り返しオルソケラトロジーレンズを使うことで、効果の持続時間が長くなっていきます。

この視力回復方法は、大人よりも角膜が柔らかい子供の方が早く効果が現れることに加え、近視の進行を抑制する効果もあるといわれています。

これまで、オルソケラトロジーは軽〜中度程度の近視や乱視用の治療法とされていましたが、近年では強度近視に効果のある治療法も登場してきています。

オルソケラトロジーの費用

オルソケラトロジーは健康保険適用外なので、それなりに費用がかかります。病院にもよりますが、両眼で20〜30万円と、通常のコンタクトレンズよりもかなり高額な費用です。

ただし、オルソケラトロジーレンズの耐用年数は2〜3年程ですから、使い捨てのコンタクトレンズを同期間使用した場合とあまり変わらない費用で裸眼での生活を獲得できることになります。

オルソケラトロジーのメリット

視力回復コンタクトレンズ オルソケラトロジーのメリット・デメリット

オルソケラトロジーによる視力回復には、下記のようなメリットがあります。

手術なしで裸眼生活が可能に

オルソケラトロジーのメリットは、手術をすることなしに裸眼生活が実現できるということです。特にレーシック手術がまだ早い子供にとっては、非常に効果が高く安全な視力回復方法となります。

いつでも中断が可能

夜間のコンタクトレンズの着用を中断するだけで、いつでも角膜を元の状態に戻すことができるため、安心感があります。

他の視力回復の方法を試したくなった際にも、簡単に切り替えることが可能です。

オルソケラトロジーのデメリット

オルソケラトロジーのデメリットとして、下記のようなものが挙げられます。

夜間のコンタクトレンズを着用が煩わしい

一番のデメリットは、就寝前にコンタクトレンズを装着する煩わしさです。最初は毎晩着けなければならず、慣れてきても週に2〜3回は着けなければなりません。

費用が高い

上述したように、オルソケラトロジーは健康保険適用外で高い費用がかかります。

目の異物感・感染症

コンタクトレンズで角膜を押さえるため、最初の頃は異物感やゴロゴロ感、軽い痛みなどを感じることがあります。

また、これは通常のコンタクトレンズも同じですが、レンズの適切な管理を怠った場合には感染症を起こす場合があります。

まとめ

今回は、視力回復コンタクトレンズ「オルソケラトロジー」の効果と費用についてご紹介しました。

「裸眼の視力を回復したいけれども、手術は受けたくない」といった場合には、オルソケラトロジーを一度検討してみてはいかがでしょうか。