緑内障の症状と原因 | 失明率の高い目の病気の予防・治療方法

緑内障の症状と原因 | 失明率の高い目の病気の予防・治療方法

緑内障の症状と原因 | 失明率の高い目の病気の予防・治療方法

眼病には様々な種類がありますが、中でも中途失明率第一位の目の病気として知られているのが「緑内障」です。

今回は、緑内障の症状・原因と治療方法についてまとめます。

緑内障とは

2007年の厚労省の報告書によると、目の病気による中高年の失明率第一位は緑内障で、20.9%に達しています。

眼球は「脳の一部が外に出ている」と表現されるように、大変デリケートな器官です。目のレンズに当たる角膜と水晶体の間には「房水(ぼうすい)」という液体があり、循環しています。その房水の流れが滞ることで眼圧が上がり、視神経が圧迫されることが、緑内障の原因です。

視神経が圧迫されて傷害されると、視野欠損が生じていきます。視野欠損とは、文字通り視野の一部が欠けて見えなくなってしまうことです。緑内障はたいてい両眼同時に進行しますが、少々の視野欠損があってももう一方の目で補うことができるので、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。

気づいた時にはかなり症状が進んでいることが多いのが、緑内障という目の病気の特徴です。治療をせずに放置していると失明率が高まってしまうので、早期発見・早期治療が望まれます。

緑内障の症状と原因・予防方法とは

危険度の高い「急性緑内障」

緑内障にはいくつか種類がありますが、中でも突発的で失明率が高いのが「閉塞隅角緑内障」の急性発作、いわゆる急性緑内障です。

急に目や頭が痛くなり、嘔吐するなどの症状が出て病院に駆け込むことになります。これは、隅角(ぐうかく)という房水の排水溝が詰まって房水が排出できなくなり、急に眼圧が高まることが原因で起こります。その状態で適切な処置がされないと、失明かそれに近い状態になってしまいます。緑内障の失明率を高くしているのがこの発作といわれています。

閉塞隅角緑内障は緑内障の中で10%以下であり、その中でも急性発作を起こすことは稀ですが、レーザー手術で隅角を広げる方法で急性発作を防ぐことができます。

緑内障の予防

失明率の高い目の病気:緑内障の予防方法

緑内障という目の病気は原因がはっきりしないものが全体の90%程であり、発症を予防することは困難です。40才以上の罹患率が高いので、加齢も関係していると考えられます。

また、緑内障によって傷害された視神経を治すことはできません。そこで、できるだけ軽度のうちに発見するのが緑内障の予防となります。

40才以上になったら、できれば年に1回は眼科医で眼圧と視野検査を行うようにするとよいでしょう。他の目の病気がないかどうかもチェックできます。

自治体の検診で眼圧を測定する場合がありますが、眼圧だけでは緑内障のチェックにはなりません。正常範囲といわれている眼圧でも緑内障になるケースが多いからです。眼圧だけではなく視野検査を行い、視野欠損の有無をチェックすることが早期発見につながります。

仕事が忙しいなどで眼科医に行くことが困難な方は、インターネットで緑内障自己チェックを行うことが出来ますので試してみるとよいでしょう。

緑内障の治療

緑内障の治療は、視野欠損の進行を送らせるための薬物療法やレーザー手術です。緑内障は非常にゆっくりと進行する場合が多いため、薬物療法で進行を遅らせると失明せずに過ごすことができる確率が高まります。

最も一般的なのは、睡眠前に眼圧を下げる点眼薬を使う治療方法です。たとえ自覚症状がなくても、毎日1回の点眼を続けることで緑内障の進行を劇的に遅らせることができます。

点眼を続けていても眼圧が下がらないという場合や、房水の排出路が詰まってしまっている場合には、房水の排出口を広げるレーザー手術を行います。

早期発見が鍵

今回は、緑内障の症状・原因と予防方法についてご紹介しました。

視神経の障害は治すことができないため、緑内障は早期発見・早期治療が重要です。40代に入ったら、定期的にチェックをするよう心がけましょう。