目のトレーニングで視力回復! 自宅でできる視力アップの方法と効果
視力は低下したら戻らないもの、と思っていませんか? 実は必ずしもそうではありません。
ここでは、視力回復に役立つ目のトレーニング方法についてご紹介します。
目のトラブルの原因は?
目は心の窓といわれますが、人間の体の中で唯一毛細血管を目視できるのが網膜ですので、血管の窓でもあります。目や目の周りには光や色を感じるためのセンサーとなる神経細胞が無数にあり、それらに栄養を供給する毛細血管も無数に張りめぐらされています。
目の周りには、外眼筋という目を動かす6つの筋肉があります。また、毛様体筋という筋肉が水晶体の周りにあります。これらの筋肉が連動して、目の屈折率を調整し、ピントを合わせています。これらの筋肉がうまく働かないと、ピントの調整がうまくいきません。
筋肉には血行を促す働きもあります。目の周囲にある筋肉が衰えたりこわばっていると血行が悪くなり、毛細血管から十分な血液が神経細胞に行き渡らなくなってしまうため、目の働きが悪くなり視力にも影響が出てしまいます。
近視や老眼は、近くのものの見過ぎや加齢といった要因がもちろんありますが、筋力の衰えと目の血行が良くないために症状が助長されていることが案外多いものです。
目のトレーニング
視力低下は、眼筋の衰えと血行不良によるところが大きいので、視力回復または視力アップのために眼筋を鍛えることが効果的です。
目のトレーニングは、自宅で簡単に行うことができます。
(1)毛様体筋のトレーニング
「仮性近視」の視力回復に効果的なトレーニング方法です。
(2)外眼筋のトレーニング
外眼筋を意識しながら目を動かす方法です。日頃意識していない筋肉なので最初は疲れますが、目の血行を良くするので視力回復や視力アップ効果が期待できます。
- 上、下、右、左の順に、それぞれ3秒ずつキープしながら目を動かす
- 次に、斜め右上、斜め左下、斜め右下、斜め左上と、8の字を書くように目を動かす
- 目をぐるりとゆっくり一周させる。逆回りも行う
(3)ツボを刺激する
目に関係するツボの刺激で、目の血行を良くします。
視力回復アプリ
今、パソコンやスマホには、無料、有料の数多くの視力回復アプリがあります。その多くは、毛様体筋のトレーニングに沿った内容となっています。
自宅で一人トレーニングを行うのはつまらないかもしれませんが、視力回復アプリでは、飽きがこない工夫やモチベーションを上げる工夫がされているものもあるので、試してみるのもよいでしょう。
ただし、パソコンやスマホの画面を見続けること自体が、目の疲労につながります。やりすぎないように気をつけましょう。
目のトレーニングの効果
今回は、自宅でできる視力アップトレーニング方法についてご紹介しました。
目のトレーニングが視力回復や視力アップに効果的なのは、仮性近視と初期の老眼です。ちょっと近視や老眼が始まったというときに、試してみてはいかがでしょうか。